【アドラー心理学】子育て実践法「自分で考える力を伸ばす」!叱らない・ほめすぎない・見守るコツとは?

子育てをしていると、毎日のように心が揺れる瞬間ってありますよね。

「どこまで叱るべき?」
「ほめても効果がない気がする…」
「どう声をかければいいのかわからない」

どんなに子どもを愛していても、叱りすぎてしまったり、逆にほめすぎてしまったりしてしまう。
子育てのバランスって、本当に難しいですよね。

昔の日本は、「叱ってしつける」が当たり前でした。

しかし、今の子どもたちに必要なのは「自分で考え、自分を信じられる力」。

その土台をつくるのが、じつは「アドラー心理学」なんです。

今回は、親が家庭で取り入れやすい「子育て」のポイントを紹介していきます。

目次

なぜ子育てに「アドラー心理学」が必要なのか?

子育ての常識は、時代とともに変わってきました。

「叱ってしつける」のが当たり前だった時代から、「子どもの自主性を伸ばす」ことが求められる時代へ。

今、親に必要なのは 子どもの個性を尊重しながら、自信を育てる関わり方です。

そこで役立つのが「アドラー心理学」。

教育の変化と時代背景

教育の変化
  • 昔の日本教育   →  叱ってしつける、詰め込み教育
  • 現代の日本教育  →  個別最適化・探究学習が広がりつつある
  • 現代の海外教育  →  子どもの自主性を尊重

子育ての常識は、時代とともに大きく変わってきました。

昭和の時代は「叱ってしつける」「努力して覚える」が当たり前。
協調性は育ちやすかった一方、個性や意見は後回しにされがちでした。

対して、北欧やアメリカでは「遊びが学び」「自分の意見を持つ」教育が広まり、日本もその影響を受けています。

ただし、家庭や学校の現場ではまだ「叱る」か「ほめる」かの二択に迷う親が多いのも現状です。

アドラー心理学の広がり

アドラー心理学は、20世紀初頭に生まれた理論ですが、欧米では教育やカウンセリングの現場で今も重要視され続けています。

日本では、「嫌われる勇気」がきっかけで再注目され、子育てに応用する親が増えてきました。

「アドラー心理学」の魅力は、シンプルで実践的な点。

心理学といっても、堅苦しいものではありません。
子育てする親にとって、日常生活に取り入れやすい理論が集約してるんです。

専門知識がなくても「声のかけ方」「行動の目的を理解する」だけで、子育てがぐっとラクになるんです。

親子関係に求められるもの

AI時代を生きる子どもたちに必要なのは、従順さではありません。

これからの時代に必要なのは、「自分の力を信じ、挑戦できる勇気」です。

そのためには、親は「上から教える存在」ではなく、「伴走する存在」へシフトする必要があります。

アドラー心理学は、その意識の転換をサポートしてくれるんです。

アドラー心理学が教える「勇気づけ」とは?

アドラー心理学の中心にあるのが、「勇気づけ」という考え方です。

叱って従わせたり、ほめてごまかしたりするのではなく、子ども自身が「自分にはできる」と思えるように関わること。

親の小さな声かけや態度の積み重ねが、子どもの心を強くし、未来へ挑戦する力を育てます。

アドラーの基本的な考え

基本となる考え
  • 子どもの行動には、必ず理由や目的がある
  • 成長に必要なのは「勇気づけ」
  • 人は「自分はここにいていい」と感じられることで力を発揮する

子どもがわざと反抗したり、泣きわめいたりすると「困った行動」と思いがちです。

しかし、その行動の裏には「注目してほしい」「気持ちをわかってほしい」という目的があります。

だからこそ大切なのは、表面だけを叱ることではなく、その行動の背景を理解すること

アドラー心理学では、「できない自分でも大丈夫」と思えるような“勇気づけ”が、人の成長を支えると考えています。

子どもが、「家族の一員として自分は大切な存在だ」と感じられることが、安心と自信の出発点になるんです。

叱らない・ほめすぎなくてOK!

叱らない・ほめすぎない理由
  • 叱られると、子どもは挑戦する気持ちを失いやすい
  • ほめられすぎると、親の承認を基準に行動するようになる
  • 勇気づけは「自分で考えて進む力」を引き出す

叱れば、その場は静かになるかもしれません。

しかし、子どもは「失敗したら怒られる」と思って、新しいことに挑戦できなくなります。

逆に、ほめられすぎるとどうなるか?
「親に評価されるかどうか」が行動の基準になってしまい、自分で選ぶ力が弱くなってしまいます。

勇気づけは、その中間ではなく、まったく別の関わり方です。

子どもが、「自分でやってみよう」と思えるように背中を押すこと。

これが、将来につながる本当の自立心を育てていきます。

家庭でできるアドラー流・勇気づけ子育て実践法

実践のポイント
  • 一緒に考える関わり方をする
  • 感謝の言葉を伝える
  • 行動の目的を理解して寄り添う
  • 「家族の一員」としての安心感を育てる

理論を知るだけでは、子育ては変わりません。大切なのは、家庭の中で“どう使うか”です。

日々の会話やちょっとした習慣の中で、アドラー心理学を取り入れることで、子どもは安心感を得て、親も子育てをラクに感じられるようになります。

すぐに実践できる「子育てテク」をご紹介します。

アドラー流子育て① 一緒に考える関わり方をする

「宿題やったの?」

と聞くと、どうしてもチェックされているように感じて、子どもは身構えてしまいます。

そこで「今日はいつやる予定?」と聞いてみましょう。
選択肢を子どもに渡すことで、「自分で決めた」という感覚が生まれます。

自分で選んだことは責任感が伴うため、親に言われたからやるよりも、ずっとやる気が持続しやすいんです。

さらに「じゃあごはんのあと?それともお風呂の前?」と具体的に聞くと、子どももイメージしやすくなります。

こうした“選択の練習”を繰り返すことが、将来の自立や意思決定の力を育てていきます。

アドラー流子育て② 感謝の言葉を伝える

「えらいね」「すごいね」は、その場の行動を評価する言葉です。

もちろん、その言葉が悪いわけではありません。

でも、毎回親から評価され続けているとしたら・・・
ツラくなってきませんか?

多少ならいいかもしれません。
しかし、継続して言われると、「親に認められるためにがんばる」という気持ちになりやすくなってしまいます。

一方で「手伝ってくれて助かったよ」「ありがとう、うれしいよ」と伝えると、子どもは“人の役に立てた”という喜びを感じます。

これはアドラーが大切にした「貢献感」であり、子どもの心を安定させ、自信につながります。

例えば、食卓の配膳をしてくれたとき・・・

「ありがとう。おかげで早くごはんを始められるよ」

そう伝えるだけで、子どもは「自分の存在が家族を支えている」と実感できるようになります。

アドラー流子育て③ 行動の目的を理解して寄り添う

子どもが泣きわめいたり、かんしゃくを起こしたりすると「どうしてそんなことをするの!」とつい叱ってしまいますよね。

でも、その裏にはメッセージが隠れていることが多いんです。

「もっと自分を見てほしい」
「気持ちを理解してほしい」

行動だけに目を向けると、叱るしかなくなってしまいます。

けれど、「どうして今そんな気持ちになったのかな?」と一歩踏み込むと、子どもの本音に気づけます。

すると親の対応も変わり、「怒る」ではなく「寄り添う」関わりができるようになっていく。

これが子どもにとっての安心感となり、「気持ちを言葉で伝えてもいいんだ」という学びにもつながっていきます。

アドラー流子育て④ 「家族の一員」としての安心感を育てる

子どもが安心して成長できる土台は、「自分はここにいていいんだ」という感覚です。
これは勉強や習い事の成果よりも、ずっと深く子どもの心を支えます。

「いてくれるだけでうれしいよ」
「あなたのおかげで助かってるよ」

そんな言葉を、日常のなにげない場面で伝えてみてください。

特別なことがなくても「ただ存在しているだけで大切」というメッセージは、子どもに強い安心感を与えます。

安心感があるからこそ、失敗を恐れずに挑戦できます。
そして、親に守られていると感じられるからこそ、外の世界に向かって一歩踏み出す勇気が出てきます。

子育てに「アドラー心理学」を取り入れるメリット

「アドラー心理学」のメリット
  • 子どもの自己肯定感が高まる
  • 感情が安定し、ストレスに強くなる
  • 新しいことに挑戦する意欲が育つ
  • 親の子育てがラクになる
  • 親子関係が信頼ベースに変わる

勇気づけの子育てを続けると、子どもだけでなく親自身も大きな変化を感じられます。

自己肯定感の向上、感情の安定、挑戦する力、そして親子の信頼関係――

それはどれも、これからの時代を生きる子どもに必要な力ばかりです。
ここでは、その具体的なメリットを見ていきましょう。

アドラー心理学のメリット① 子どもの自己肯定感が高まる

勇気づけの子育てを続けると、子どもは「自分は大切にされている」「自分はできる」という感覚を持ちやすくなります。

これは、学力や運動能力とは違う、人生を支える根っこの部分。
自己肯定感がある子は、失敗しても立ち直るのが早く、自分の意見を持つことに前向きになります。

アドラー心理学のメリット②  感情が安定し、ストレスに強くなる

叱られてばかりいると、どうなるか?
「どうせ自分はダメなんだ」と思いやすくなり、感情も不安定になりがちになることが多くなります。

逆に勇気づけられると、どうなるのか?
「受け止めてもらえている」という安心感が土台にあるので、ストレスへの耐性が高まります。

小さなことで泣いたり怒ったりしていた子も、少しずつ気持ちをコントロールできるようになります。

アドラー心理学のメリット③  新しいことに挑戦する意欲が育つ

「失敗しても大丈夫」と思える子は、怖がらずに挑戦できます。
勇気づけはその“挑戦のエネルギー”を与えるものです。

たとえば、「前よりちょっとできたね」「工夫してみたんだね」と声をかけるだけで、子どもは「次もやってみよう」と自然に感じられます。

これは、学校生活や将来の学びにもつながっていく、大切な力です。

アドラー心理学のメリット④  親の子育てがラクになる

叱るでもなく、過度にほめるでもない勇気づけの関わり方は、親自身のストレスも減らします。

「ちゃんとほめなきゃ」
「しつけのために叱らなきゃ」

と思う必要がなくなるからです。

肩の力が抜けることで、子育てが“修行”ではなく、子どもと一緒に歩む“日常”として感じられるようになりますよ。

アドラー心理学のメリット⑤  親子関係が信頼ベースに変わる

勇気づけを続けていると、子どもは「自分を信じてくれる親」だと感じます。

それは親への信頼につながり、思春期や反抗期に入っても、根っこの部分で「安心できる存在」として親を頼れる関係を保ちやすくなります。

信頼関係があるからこそ、親も安心して子どもを見守れるようになるんです。

子どもを伸ばす、子育ての本質

アドラー心理学の子育ての本質は、「叱らない・ほめすぎない」ではなく「勇気づける」こと

子どもは、安心して挑戦できる環境さえあれば、必ず個性を発揮します。
親の声かけひとつが、未来を大きく変える力になるんです。

「もっと勇気づけの声かけを学びたい」
「同じ悩みを持つ親とつながりたい」

一生懸命、子どもと向き合おうとしている方へ。

アドラー心理学をベースに学び合える【子育てコミュニティ】に入ってみませんか?
一緒に子育てを楽しみましょう!

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